EIS
ELECTRO INTERSTITIAL SCAN
生体電気インピーダンス測定装置
EISは採血採尿検査なしで、内臓や骨、筋肉など身体全体の状態を3分間で測定し
3D画像でビジュアル化します。
EISは生体に関する健康状態を3Dグラフィックにて提供します
EIS(電気インタースティシャルスキャン)Electro Interstitial Scanは全身に微弱電流を流し約3分間測定する事により、採血、採尿検査なしで内臓や骨、脳、筋肉、自律神経系など各器組織の状態をスキャンし3D画像をスクリーン上に色彩で分類、ビジュアル化して、評価します。また、推奨する検査や予防処置をアドバイスする検査システムです。
装置は両手両足に接触させる4つのプレートと左右の額に付ける2つパッドで構成されており、1.28Vの電圧による電気パルスを3分間通電させます。
約3分間、6つの電極からAC電流とDC電流を22パターンに対し電気パルスを送り、体内水分16%の間質液の抵抗値と組織全体の抵抗値を計測します。
約3分間でスキャニングされたインピーダンスデータは、2万2千人以上の治験データを基に解析され、神経伝達物質、心臓、内臓全般、泌尿器、脊髄等、生化学測定の結果をもって3D画像にモデリング表示されます。さらに各部位の状態を色および数値によって分かりやすく表示します。
バイオインピーダンスの歴史
バイオインピーダンス技術は1950年代に火傷患者に対する点滴の量を迅速正確な情報得るために活用されました。 1960年代には心臓移植による患者の心臓の健康状態だけでなく、患者の他のすべての臓器の状態も知ためにる迅速かつ正確な情報を提供しました。
1970年代にはロシア(旧ソ連)連邦宇宙局が、宇宙飛行士の健康管理の目的で研究が進められます。宇宙飛行士が宇宙に長期間滞在すると無重力の影響で運動量が減少し、体液の移動、循環血液量の減少、骨量の減少、筋肉量の低下など様々な生理学的変化が引き起こされ健康管理面で深刻な問題が発生しました。その対策の1つとして生体各部の生体電気インピーダンス法(Bio-electrical Impedance Analysis:BIA法)が用いられロシアで研究開発されました。
フランスの医師で神経内分泌学者アルバート・マーレク博士はガルバニック皮膚反応(GSR - 皮膚の電気伝導度を測定する方法)デバイスの研究開発を進め、2002年に製品化してヨーロッパ及び中国にて販売を開始しました。 彼の意図は、現在の医療検査基準を置き換えることではなく、診断が正確であるか否かという疑念を取り除くことで医療の全体像を完成させることでした。アルバート・マーレク博士は、ガルバニック皮膚反応デバイス開発の先駆者であり、LDテクノロジー製品の発明者です。
2007年にマーレク博士はフロリダ州マイアミに医療機器製造会社LD Technologyを設立しEIS-BFの販売を開始。さらにマイアミ大学のエンジニア、設計者、博士、世界中の臨床研究者と協力して、医療機器製造用非侵襲型Point ofCare Biosensorsを開発・製品化し、医師の日常業務を支援しました。
1970年代にはロシア(旧ソ連)連邦宇宙局が、宇宙飛行士の健康管理の目的で研究が進められます。宇宙飛行士が宇宙に長期間滞在すると無重力の影響で運動量が減少し、体液の移動、循環血液量の減少、骨量の減少、筋肉量の低下など様々な生理学的変化が引き起こされ健康管理面で深刻な問題が発生しました。その対策の1つとして生体各部の生体電気インピーダンス法(Bio-electrical Impedance Analysis:BIA法)が用いられロシアで研究開発されました。
フランスの医師で神経内分泌学者アルバート・マーレク博士はガルバニック皮膚反応(GSR - 皮膚の電気伝導度を測定する方法)デバイスの研究開発を進め、2002年に製品化してヨーロッパ及び中国にて販売を開始しました。 彼の意図は、現在の医療検査基準を置き換えることではなく、診断が正確であるか否かという疑念を取り除くことで医療の全体像を完成させることでした。アルバート・マーレク博士は、ガルバニック皮膚反応デバイス開発の先駆者であり、LDテクノロジー製品の発明者です。
2007年にマーレク博士はフロリダ州マイアミに医療機器製造会社LD Technologyを設立しEIS-BFの販売を開始。さらにマイアミ大学のエンジニア、設計者、博士、世界中の臨床研究者と協力して、医療機器製造用非侵襲型Point ofCare Biosensorsを開発・製品化し、医師の日常業務を支援しました。
3Dモデリングの表示例
各器官・組織の全体像
呼吸器器官
自律神経系
筋肉系
各器官・組織の全体像(ビフォーアフター)
生活習慣の改善により各器官の炎症が収まりつつある状態。高炭酸ガス血症、脂肪肝、腸の負担が軽減された。
生活習慣の改善により各器官の炎症が収まりつつある状態。高炭酸ガス血症、脂肪肝、腸の負担が軽減された。
心臓及び心血管(ビフォーアフター)
虚血性心疾患及び血中脂質濃度が高い状態から標準値に近いレベルに収まりつつある。
虚血性心疾患及び血中脂質濃度が高い状態から標準値に近いレベルに収まりつつある。
40歳女性の測定結果を3Dモデリングを通して視覚的に評価
EISの用途
- スクリーニングと早期発見
臓器と組織系すべての障害が表示され、外部症状がまだ現れる前であっても、考えられる将来の病態と処置に対する感受性を示唆します。 - 機能診断
臓器および組織のアルカローシスまたはアシドーシスに関連する可能性のあるリスクを分析し検査を提案します。 - 治療のフォローアップ
2回の異なる訪問測定で記録された、機能状態の動的比較をします。
EISの精度
- 一般的な従来の検査に対して高い精度を示します。
- 病理学に応じて、EISは89%の精度を達成します。
EIS測定での適応症
- 一般医学
臨床的観察を補完する調査ツールとして。 - 婦人科
精神神経-内分泌-免疫のつながりを視覚化することにより、EISは低出生率または不妊症の原因を理解し、困難な妊娠を監視するのに役立ちます。 - 循環器
循環器のリスクを評価し、病理を予防するための検査の提案及び循環器疾患の治療を監視します。 - 耳鼻咽喉
アレルギーと慢性炎症を区別し、治療を監視します。 - 手術
手術前の身体の状態を推定し、術後の回復能力を監視します。
精神神経内分泌免疫軸索に対するEISの視覚化は、次のことに役立ちます
- 内分泌学
補充療法を監視します。 - 心理学および精神医学
精神医学の病理学または行動の起源についてより深く理解する。 - 胃腸病学
消化器系の問題の原因を見つけるため。 - 皮膚科学
皮膚疾患と心理的、内分泌、免疫アレルギー、または肝臓の問題との関係を確認します。 - 栄養医学
肥満または食欲不振の原因をより深く理解する。 - 腫瘍学
酸化ストレスとアルカローシス状態の組み合わせを特定します。これは、がんの発生に関与する遺伝的損傷の促進予防策を導入できます。がん性病変によって引き起こされる機能障害を表示することで恒常性を回復するための予後の改善措置に役立ちます。抗がん治療の治療モニタリング。 - スポーツ医学
筋肉レベルでのストレスと酸化のレベルと、パフォーマンスに影響を与えるアスリートの心理状態を視覚化します。